「フレーゲ・デデキント・ペアノを読む」
『フレーゲ・デデキント・ペアノを読む 現代における自然数論の成立』
足立恒雄/著
原田リカズ/装画
四六判・上製
日本評論社
雑誌「Juntos」での寺田真理子さんの連載を一冊にまとめた、単行本のデザインと装画を担当させていただきました。
会社勤めの時に担当させていただいたことがご縁で、独立後も公私ともにお世話になっている、作家で翻訳家の寺田真理子さん。活躍は文筆だけにとどまらず、読書によってうつから回復した経験から「読書セラピー」で読書による学びを伝えるほか、うつの体験を通して共感した認知症について、「認知症になってもいろいろなことがわかっている、できることはたくさんある」ことを伝えるために「パーソンセンタードケア」の普及にも力を入れられ、講演のために日本中をとびまわっていらっしゃいます。才能豊かで美人、本の帯にお写真が載っているのですが美しいお人柄が出ていて、ご本人このまんまという感じ。気持ちがほっと楽になるようなヒントが、やさしい文体で書かれている本です。
装画はイラストレーションのお仕事ページで紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
原田が描きました装画の絵柄にあわせて、寺田さんがネイルをされました。さすが、素敵!粋!です、、。
寺田真理子さんオフィシャルブログはこちら↓
http://ameblo.jp/teradamariko/
『パーソンセンタードケア 日日是幸日』
寺田真理子/著
原田リカズ/装画
四六判・並製
CLC・全国コミュニティライフサポートセンター
アナウンサーでタレントの中村江里子さんの、12年めになるパリの生活のあれこれのエッセイ。もともとは「Naaande!?」というタイトルでフランスで刊行なさったものをご本人が翻訳されています。「Naaande!?」とは、そう、そのまま読みで「なんで!?」。フランスの日常生活でご自身が経験されてきた、なんで~と思う異文化びっくり習慣や考え方が、中村さんの日本人の女性、妻、母としての視点で、ユーモアと知性、そして愛情たっぷりに書かれています。装丁、本文設計、口絵デザインをさせていただきました。口絵に使う素敵なパリ生活の写真はどれも魅力的で捨てがたく、選ぶのに苦労しましたー。
カバーをとった表紙はクラフト紙にして素材感を変え、フランスのレトロ壁紙っぽいアレンジメントでデザイン。そして見返しはマイカレイドという朱色の紙にして、それに続く扉写真の中村さんのドレスの色にあわせました。導入として、おしゃれな雰囲気だしになったかな?個人的には気に入っています。
カラーページもレイアウトしました。↓
本文↓
『12年目のパリ暮らし パリジャン&パリジェンヌたちとの愉快で楽しい試練の日々』
中村江里子/著・訳
四六判・並製
ソフトバンククリエイティブ