design 原田恵都子 Harada+Harada

「ギャルと不思議ちゃん論」

不思議ちゃんとは何か。
コギャル、アムラー、ガングロ、egg、蛯原友里、age嬢、戸川純、シノラー、裏原系、Olive、CUTiE、きゃりーぱみゅぱみゅ……80 年代前半から現在までを、ギャルと不思議ちゃんという視点で切り取ると、見えてきたものは。女の子たちの生存戦略の30年史をときあかす。
大学のテキストにも使われる、ある意味アカデミックな社会学理論本でもあるこの本の装丁コンセプトを、まるまるおひきうけすることになり、自由にデザインを考えて楽しく作業しました。今ドキなギャル写真を使うのもいいし、レトロ耽美派な古本風にアレンジしてしまうのもいいなぁと妄想したのですが、「ギャルや不思議ちゃんがナウシカの巨神兵みたく現代の都市を破壊したらおもしろいかも」と思い、この構図に決定。イラストレーターのKOTAさんの作風にも助けられ、見事にはまりました。読みごたえある本です。

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前見返しと後見返しで色をかえておもしろみを足しました。↓

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カバーの全体図↓

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『ギャルと不思議ちゃん論』
松谷創一郎/著
KOTA/装画
四六判・上製
原書房